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新橋散歩01:マッカーサー道路と埋蔵文化財

この場所も数年後には車で一杯に。

いろいろと出てきています・・


新橋から西新橋、虎ノ門にかけてフェンスと仮囲いに囲まれた空き地が帯状に続く一帯が在ります。
東京都都市計画道路幹線環状2号線、俗に「マッカーサー道路」とも言われている幹線道路の建設地です。
この道は既設の環状2号線、外堀通りの延長線上にあたり、オリンピックの誘致が成功した暁には都心部と晴海地区を直接繋ぐ大幹線の一部となるであろう道路ですが、
計画されたのは何と1946年!!
そもそもは戦災復興の一環として日本人によって成された都市計画に拠るものだそうですが、折しもGHQが日本を占領していた時期だったためマッカーサー元帥の凱旋パレード用、あるいは有事の際米軍が迅速に移動する為の軍用道路だった、等々の噂が生まれ「マッカーサー道路」と呼ばれるようになったのだとか。それにしても地価の高い東京都心部で50年以上も幻のままだった計画が此処へきて動き出したというのは、多少なりとも地価の下落が影響しているのでしょうか。

最近では疎らに残っていた古い建物も大部分が取り壊されて更地となり、埋蔵文化財の発掘調査と埋め戻しがのんびりと行われています。
仮囲いに開けられた窓越しに中を覗いてみると、何時の時代のものか判らない何かの木片や陶器片、寺社の物と思われる瓦片等々の出土品が詰まった箱がうず高く詰まれています。
周りの通行人はそんな事は気にも留めずに足早に通り過ぎて行きますが、私はこういう物が在るとついつい見入ってしまいます。
かつて博物館などの文化施設の展示設計に携わっていた時期があり、また歴史が好きという事でもあるのですがそれだけではなく、今と全く異なる風景が、あるいは現代と同じような営みが嘗て此処にあったと言う事実を知る事は、自分にとって大きな興味の対象なのです。
かつては確かに存在していたが今は消えてしまった事物や地形や風景を僅かな痕跡と知識を頼りに頭の中で映像として再構成してみる、そんな知的パズルとも言える想像です。

その辺りの話はいずれまた別の機会に書いてみようと思いますがここからは少し現実的な話となります。
遺跡や歴史的遺物などが埋もれていると思われる場所で開発行為が行われる場合に文化財保護法に基づいて行われる埋蔵文化財調査ですが、費用は開発者の負担であるという事はご存知でしょうか。自分はまだ当事者となった事はありませんが、うっかり何かが出てきたりした日には余計な経費負担や工期の延長でとんでもない目に遭う、なんて話を聞いた事があります。
発掘調査自体は自治体や自治体から依頼を受けた公益法人が行うらしいのですが費用はあくまで開発者持ち。開発するのは勝手だから費用負担は当然といえば当然なのかもしれないが何か釈然としません。費用負担は仕方ないとしても、文化財が出てきて損をする。なんて寂しい話とならないように、開発者にとっても得となる何かの仕組みが欲しいところです。

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よしおがわ

Author:よしおがわ
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一級建築士
インテリアプランナー
商業施設士
応急危険度判定士
既存建築物耐震診断士(木造)
震災建築物被災度判定技術者

2009年より個人事業主として活動を開始

インターアクトデザイン室 
一級建築士事務所 代表

所属団体:
千葉県建築士会
商業施設士会
NPO法人地域支援センター

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