はーとふるメッセ

働いてその労働に見合った報酬をいただき、それをもってまた消費という形で社会に還元していく。
当たり前の事ですがその当たり前がなかなか通用しない世界もあります。
授産施設に代表される障害者福祉施設における「工賃」がその代表例。
障害者が通所して携わる生産活動の対価は「工賃」と呼ばれますが、一般にイメージされる工賃、給与とは異なり、事業者の「経費」としては計上されず(すなわち給与ではなく)収益があったときのみ支払われる「おまけ」的な位置づけのようなのです。
福祉事業者には補助金が支払われ、障害者自身には公的な手当や年金が有るので今までは問題とされなかったのかもしれません。
しかし手当てや年金として支払われる公的資金には限りが有ります。
働く障害者の自立を高め、事業者に適正な利益をもたらす為には制度の改善も必要ですが、先ずは工賃向上で自覚を促す必要が有る。
ということで近年各地で障害者自立の試みがなされているようです。千葉県はその中でも先進的な取り組みを行っている自治体とのことで、特定非営利法人千葉県障害者就労振興センターが商品開発支援、販路開拓、就労支援、マーケティング、イベントといった活動をされています。
その活動の一環として、意欲のある事業者への表彰が「はーとふるメッセ・オブ・ジ・イヤー」として年一回行われており、製造、販売、店舗施設の各分野で部門賞、大賞が贈られています。
今回、所属する資格者団体のご縁で店舗施設部門の審査員を仰せつかる事となり、先日千葉県庁で行われた一次審査会議に出席して来ました。

審査はこの日までにあらかじめ頂いていた応募資料から要素毎に点数をつけて行き、最終的に集計して優劣を決めるというもの。応募してきた事業者の皆さんはそれだけで既に意欲が高く差が少ない為、その中からノミネート3店舗を選ぶのは至難の業でした。
ここは有る程度ドライに優劣を決めざるを得ないのですが写真や図面からでは判らない良さというのも当然有るはずで、心を鬼にして(やや大げさ)低い点を付けた店舗もありました。
しかしそうやって選ばれたお店を改めて眺めてみると「選ばれるべくして選ばれた」という感じでなかなか悪くない。というより障害者福祉を意識しなくても店舗としてきちんとしており、まんざらでもないな、という感じです。
加えて先週は急遽参加できなくなった販売会部門の審査員の方のピンチヒッターとして大型SC内で開かれた展示販売イベントの審査にも顔をださせていただきました。

次回はノミネート店舗3店の現地訪問審査。長旅です。

http://www.jusan-kassei.or.jp/event.html#heartofyear
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よしおがわ

Author:よしおがわ
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一級建築士
インテリアプランナー
商業施設士
応急危険度判定士
既存建築物耐震診断士(木造)
震災建築物被災度判定技術者

2009年より個人事業主として活動を開始

インターアクトデザイン室 
一級建築士事務所 代表

所属団体:
千葉県建築士会
商業施設士会
NPO法人地域支援センター

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